エンジニアである程度のキャリアがあれば、独立起業してフリーランスとなる方法も選択肢の一つに入ってきます。実際、フリーランスエンジニアとして活躍している人も少なくありません。フリーランスで独立するタイミングは、資金と人脈がポイントです。
まず資金ですが、独立して当面の生活費を捻出できるだけの貯蓄は必要です。フリーランスになってすぐに仕事が次から次へと舞い込んでくる保証はありません。最初のうちはなかなか高収入をあげるのは難しいでしょう。また、病気やけがで仕事ができなくなる恐れもあります。フリーランスの場合、仕事がなければ収入もゼロです。そのようなことも想定して、当面2~3か月分の生活費は貯蓄で賄えるようになってから独立しましょう。また人脈も重要です。案件を発注してくれるような人を確保できれば、ある程度仕事ができますし収入も計算できます。そうなれば独立しても、食うのに困るような状況にはならないでしょう。
フリーランスのエンジニアになるためには、開業届を提出する必要があります。ルール上は事業を始めてから1か月以内に手続きしなければなりません。ただし期限を過ぎてしまっても開業届を出すことはできますし、別に罰則規定はありません。開業届は税務署に直接提出する方法もあれば、郵送する方法もあります。またe-Taxであれば、ネットで申請することも可能です。ID番号を取得して、パスワード設定すれば提出可能なのでこちらの手続きを済ませておきましょう。